Q:父ががんと分かった。状態や今後のことについてはまだ聞いていないが、良くないようだった。

手術や抗がん剤治療で体調を崩した人の話や、化学療法で寿命が縮むと書かれた記事を読んだことがあり、心配。

食事療法もあると聞いたことがある。今後のことについて、どこに相談したらよいのか、どうしたらよいのか。

 

A:あなたも、あなたのお父様も突然のことで驚き、不安であろうと思います。

 まず、ご本人が、主治医の先生に相談してください。

「病状、進行度、推奨する治療法とその理由」などを質問することは、納得して治療を進めるための方法の一つです。

もし、推奨された治療法以外の治療について相談しにくいようでしたら、セカンドオピニオンを求める方法もあります。

また、病状など詳しく聞いてみたら、あまり心配がないことであったということもあるかもしれません。

がんの生存率は増加しています。

 

本の内容や、体験談などについては、参考にするところと、しないところとを区分したほうが良いでしょう。

医療の進歩によって当てはまらなくなっていることがらもありますし、あなたのお父様は体験談の人ではありません。

化学療法は、延命のため、あるいは、生活の質を維持・向上されるために使われるということを、お伝えします。

 

最後に、私自身の経験として、がんに限らず、残される側はなにかしら不満足を抱えます。

あなたのお父様の幸せなこと、選択したことを大切にしてください。